1637年、イギリスのチャールズ一世が建造した砲104門の世界最大の軍艦。
船名 「ソブリンオブ ザ シーズ」は、「海の帝王」の意味です。
1637年10月13日にウリッジ造船所で進水したソブリン・オブ・ザ・シーズは英国の国王チャルーズ一世が威信をかけて建造した大型戦艦です。
当時としては革新的な3段デッキと90門に及ぶ大砲を搭載した船で世界最強の船と言われました。
英国軍艦としては最も絢爛豪華に装飾された船のため、建造費が不足しました。そして、その分を船舶税として課したことで国民からの不満が出てきました。
生涯に幾度かの改造をしたのち1660年清教徒革命を経てチャールズ2世による王政復古に際し改装をして、船名も「ロイヤル ソブリン」と改名しました。
その後オランダとの海戦で"黄金の悪魔”とまで恐れられた本船も1696年に、チャタムで転倒したロウソクの火によって炎上し、消失してしまいました。